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井上聡子さん(さとこ女性クリニック 院長)
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PROFILE
1967年12月29日、山形市生まれ。B型
山形大学大学院医学専攻課程修了。医学博士 産婦人科専門医。山形市立病院済生館、県立中央病院、白鷹町立病院勤務を経て、平成16年8月より『さとこ女性クリニック』をスタート。整形外科医の夫と、長女(小4)と次女(4歳)の4人暮らし。
□問い合わせ/023-615-3105
(9:00〜12:30 14:30〜18:00 )
http://www.satoko-clinic.info/
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「乳がんは自己検診が大事。月経終了後一週間以内、閉経後は日付を決めて触診してください」。(←写真)
(※2006年6月号掲載)
心がピンチの時は、
いったん問題を棚上げしてって話すんです。

 月経トラブル、更年期など、女性には特有の悩みがあるものです。今回は『さとこ女性クリニック』を開業し、ご自身も乳腺腫瘍を体験した井上聡子さんのインタビューです。

婦人科を選択

 人と接する仕事がしたいと思ったこと、高校で理系を専攻したことで医学部に進みました。親が医師だったわけではないんですよ。婦人科と精神科の選択で悩んだんですが、婦人科を経て精神科に進むことは可能だけど、その逆は難しい。婦人科医の仕事は、「病気の治療」「出産」、不妊や更年期などメンタルケアも含めた「内分泌系」の三本柱で構成されています。出産や手術にかかわれるのは気力、体力があるうちだろうと、婦人科医を選びました。自分が女性であることもプラスになるのではと思いましたし。

独立開業へ

 白鷹病院に勤務しているとき、女性専用外来を開いたら遠方から来られた方がたくさんいたんです。ぎりぎりまで苦痛を我慢していた女性も多く、婦人科って来にくいんだな、もっと気軽に通えて、治療の前に相談できる場所が必要なんだって思ったんです。開業の不安はありましたけど、夫も応援してくれ、いい場所も見つかって、いろんなタイミングが合ったんでしょうね。院内の空間づくりは工夫しましたよ。医院用品は味気ないから、自分で家具屋さんをまわって探したり。診察室で使っている白いテーブルも家庭用のダイニングテーブルですし、リラックスできる雰囲気を心がけました。

乳腺腫瘍が発覚

 三年位前から痛みを感じていたのですが、出産した時期だったので授乳のせいかと思っていたんです。一年前の検診では異常なし。今回もマンモグラフィ(*1)は異常がなかったのですが、超音波検査を受けたところ乳腺腫瘍の疑いがあると。細胞診、CT、MRIなどの精密検査の結果、「悪性ではないと思うけど、忙しいだろうし、検査で経過を見るより取っちゃった方がすっきりするでしょ」って先生に言われ「はい」って(笑)。入院はせず、昼休みの時間に外来手術で切除したんです。午後の診察は医療用ホチキスを五針さしたまま、鎮痛剤を飲んで行いました。悪性(がん)ではなかったので、本当に安心しましたけど、この体験で、マンモでも写りにくい腫瘍があること、また、患者さんがどれだけ不安な気持ちでいるのかが実感でき、とても勉強になりましたね。

女性の健康のために

 最近はストレスが原因で受診される方も多くなりました。体調不良から仕事を辞めようか悩む方もいますが、そんな状態で大きな決断をしてもいい結果はでません。まずは、可能なら有休を全部使って旅行をするとか、視点、思考の方向を変えることです。私自身もピンチの時には、問題をいったん棚上げするようにしています。そしてよく寝る。心掛けているのは、日々謙虚に、勉強をおこたらないこと、周囲に感謝して、物事、状況にイライラせず、心穏やかに過ごすようしています。
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2. 「乳がんは20代、30代ならエコー、40代以降は毎年1回のマンモと触診が有効です。しこりなのどの症状があれば外科受診を。子宮がん検診は20歳から受けられ、市報に案内が掲載されています」。 3. 内診室も天然素材や間接照明をおいて、光が柔らかくなるように工夫しているそう。 4. 待合室には、自由に飲めるお茶が用意されています。 5. 疲れた時は温泉へ。お気に入りは上山の「名月荘」。 6. 印象深かった小説、小川洋子の『妊娠カレンダー』と、高校時代からよく聴いている松任谷由美のCD。
ARCHIVE
海和瑞穂さん(パティシエ)
吉澤市子さん(美容師/学生支援(ボランティア))
高橋博美さん(スノーボーダー)
鈴木美智さん(ガラス作家)
井上優子さん(シンガー)
二藤部真澄さん・河合麻衣さん(特定非営利活動法人 環境ネットやまがた)
松村昌子さん((株) エム企画専務取締役)
きくちいまさん(きものエッセイスト)
岡部陽子さん(書家)
志賀真希子さん((株) 清川屋 ネットサテライト室配属ゼネラルマネージャー)
兼子京子さん(山形心体表現の会代表)
蜂谷友季子さん(木地師・漆芸家)
二戸敦子さん(声楽家)
海谷美樹さん(AISOHO企業組合 専務理事)
高橋ミラさん(写真クリエイター)
田宮美由貴さん(寒河江神輿会 広報委員会委員長)
伊藤啓子さん(詩人)
鈴木圭子さん(JICA山形デスク 国際協力推進員)
井上聡子さん(さとこ女性クリニック 院長)
小嶋麻央さん(小嶋商事株式会社勤務)
鈴木ゆかりさん(「きものアトリエのあ」主宰、「きもの大好き会 和組」代表)
小野寺南波子さん(『骨髄バンクを支援するやまがたの会』会長)
小野のぞみさん(ハンドメイド小物作家&エステシャン)
武田節子さん(平安グループ ブライダル事業担当 専務取締役)
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